JMRC中部ダートトライアル東海シリーズ第1戦
「'98 MASC DIRT TRIAL」

日時:4月5日
主催:MASC
場所:池の平ワンダーランド ダートラ場
天気:晴れ
 中部地方の本格的なダートトライアルシーズンが幕を開けた。東海シリーズの第1戦は、MASCの主催に より、池の平ワンダーランドで行われた。池の平は、シーズンオフの間にコースの一部が変更されている。
 当日は、朝のうちはさすがに道路沿いに設置されている温度計が0℃を示すなど、やや寒さを感じたが、 日が昇ると季節外れの暖かさで、とても過ごしやすかった。
 A1クラスはエントリー3台、出走2台という寂しさ。TSR.Cのエースと言われる水谷慎司が、イエローの vivioでトップに立つ。2位との差は5秒近い。2本目はタイムダウンするも、結果的に1本目のタイムで見事 に優勝した。
 A2クラスは16台の出走。1本目はZESTの堀田明則がトップに立つ。以下、PALMTOWN軍団米山、 松原、福山とコンマ差で続く。2本目にはいると、荒れた路面を上手く走った松原功治が逆転優勝、2位に 福山重義が入り、PALMTOWNが1・2を飾った。1本目トップだった堀田は3位に下された。
 A3クラスは、23台の出走。98年レギュレーションのおかげか、メンテナンスが悪いのか、エンジンが ブローする車もあった。1本目、昨年から相変わらず借り物車のままの大栗一也がトップ。以下、山崎、 大木と続く。2本目、大栗の逃げ切り優勝かと思われたが、昨年のポテンザカップ池の平シリーズのシリーズ チャンピオン、山崎にコンマ04差で逆転され、またもや優勝ならず。
 A4クラスは19台の出走。1本目、2本目とも、SHIROKIYAの伏見浩二がトップタイムをマーク、優勝した。
 Lクラスは、昨年のシリーズチャンピオン小田明美がA3にエントリーのため、5人の争いとなった。1本目、 2本目とも、昨年のシリーズ2位、栗本佐登美が2位以下を大きく引き離してトップタイムをマークし優勝した。
 C1クラスは2台の出走と相変わらず寂しい。1本目、2位を4秒以上引き離した浅野勝が、2本目パイロン タッチを犯すも、1本目のタイムで逃げ切った。
 C2クラスは3台の出走とこれまた寂しかったのだが、会場へ来る途中、積車がガス欠というトラブルに見舞 われ(結局、そこを通り掛かった栗本自動車の社長に拾ってもらった)た近藤充が、1本目出走前の暖気運転 中にオーバーヒート、何とか出走するも転倒リタイアというアクシデントがあった。肝心の勝負は、RUNABOU Tの小川浩幸が2本とも大差をつけて優勝した。
 C3Dクラスは、BFMR,BG8Z,CD5Aの1800cc対決。昨年、全日本にもチャレンジしていた栗本利也 が弱いものいじめの本領を発揮???、2本目にはカメラマンに手を振りながら運転、パイロンタッチを犯すも、 1本目のタイムで2位の泉川清三に4秒の大差をつけて圧勝した。

(文中敬称略)


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