■2001池の平シリーズrd.2 FASCダートトライアル1st 参戦記
2001/04/29

 前回第一戦は情けない走りに終ってしまったため何とかリベンジを図りたいという思いと、今回は同じクラブの後輩「勝手に弟子1号」君(以下「弟子1号」)と勝負して、勝ったら「キャ○クラ」を奢ってもらう(爆)という約束があること・・・シャキッと走らないといけない。ちなみに弟子1号のクルマはエボ3である。

 そんな中、弟子1号が全日本ジムカーナ(名阪スポーツランド)のサービスに拉致されている合間に、自分は非情にも池の平へ練習に行った。MT-31の3分山をほぼ0分山になるまで使い切り、とりあえずはJAF戦上位ドライバーの3秒落ち程度までは持って行けた。これぐらい走れれば池の平シリーズなら何とか入賞圏には行けるだろう。悪く思うな・・・弟子1号。そして、この日練習に来ていたFASCの松井モン吉君にトイレットペーパーをもらったのだが、これが後日役に立つ事になるとは、想像もしなかった。

 さて、大会前日。ジムカーナやりたい症候群の初心者さんを練習会に引率して、それから車両整備開始。今回のメニューは
  ・エンジンマウント溶接(1個)
  ・ミッションオイル交換
  ・エアクリーナー洗浄
  ・NSEV取付
程度の軽目の内容。作業はまぁそれなりの時間で終り、特に大きな問題点もなし。対して弟子1号は新品のRE370Rを4本投入のため、タイヤを大量に組み替えていた。

 その日、つぎの週にうちのクラブで主催するジムカーナ練習会の打ち合わせがあったので、そのまま打ち合わせに雪崩れ込んだのはいいが、終了後帰ろうとしたらメシ食い(飲み)に行くと言う。自分は睡眠時間が少な目だったので帰ろうとしたが、弟子1号が一緒に行こうというから仕方なく行く事に。すでに前夜から闘いは始まっているのか!?

 家に帰って風呂に入ると当然0時を回っていた。目標起床時刻は5時半。寝坊してしまうと不戦敗になってしまうので、何としても起きなければならない。最近イベントに出てないので、どうも朝が不安なのだ。昨年でさえ一度寝坊しているし・・・というわけで、目覚まし4つセットの上、テレビ&電灯を点けっぱなしで寝た。

 心配をよそに目覚まし一発で目覚めた。お買い物をしてから東名阪で名古屋市を一発横断。これが昨日製作したリジッドマウントのせいで、いつもの巡航速度の回転域(5速4500rpmぐらい)でボディ全体が共振を起こして物凄い音になってしまい、FMを聞きながらの快適クルージングからは程遠くなってしまった(T_T)。ガマンできる静かさを保てる速度で高速を抜け、猿投を抜けて山間部へ。早朝とはいえ、ゴールデンウイークの初っ端とあってか交通量が結構多い。一部国道を使わずに裏道を使って先を急ぐ。ここで、1台の大型バイクに抜かれたのでウオーミングアップにいいや!と思って追っかけっこをしながら進む。ところが、クルマの挙動が怖い・・・というのも、どう曲がってもリアがどんどん出ていってしまうのだ。いくらフロントに普通のラジアルタイヤ、リアに370Rというバランスの悪い組み合せでもちょっと出方が半端じゃない。でも、今はどうしようもないのでそのまま国道へ出て伊勢神トンネルを抜ける。

 弟子1号は池の平への道中(というか、住所的には同じ町内)に実家があるので、昨晩は実家に帰っている。恐れ多くも勝手に師匠の私に目覚まし電話をしろというので、トンネルを抜けた時点で電話をすると、すでに起きていた。途中で合流して一緒にいくはずが、弟子1号の家の前まで行くと、クルマは出ているが本人が居ないのでそのまま素通り。しばらくして電話がかかってきた。「もう通り過ぎちゃいました?」遅いっちゅうの(笑)。というわけで、弟子1号、後追いで家を出た。

 国道からそれて会場へと山を登り始める。自分の前にはPROFIT軍団が積車を先頭に列を作ってる。ここで身体に異変が起こった。大腸がキリキリと苦しみ出したのだ。道の駅を通りすぎる時は何ともなかったのに・・・前の隊列を抜いたところでガマンできるリミットは知れている。脂汗をかきながら考えているうちにここで直結エンジンマウントの威力発揮、ハラに直接響く4A-Gの振動。もう我慢ならん!と、適当な場所にクルマを駐車、先週もらったトイレットペーパーを取り出し、物陰へダッシュ・・・!!

 用を済ましてクルマへ戻るとちょうど弟子1号が到着、何食わぬ顔をして一緒にコースへ上がった。

 今回は何故かCMSC岐阜&START&ARRANGEという変則チームパドック。荷物を降ろして受け付け。コースを見ると最近よくあるパターン+α程度。だが、このプラスαが曲者で、ちょっと長いせいでコースをよく覚えられない。弟子1号のクルマのパッテリー端子を修理してから一緒に慣熟に向かうが、スタート地点に立った瞬間「コース覚えてる?」「・・・もう一回見てきます!」コースを再び確認に向かう弟子1号&他力本願な師匠であった。

 今回も主催者の陰謀により、何故かA2クラスラストから4番目のゼッケン。シリーズポイントくれないのに順番だけ後ろとは卑怯!?である(笑)。比較的のんびりと出走準備をしてスタートラインにつく。今回、初の試みとして出走前の車内をヒーターで暖めてみた。

 フラッグが振られた。スタートしてしばらく若干の下りにも関わらず、1速で引っ張りまくり、車速を乗せて行く。1コーナー手前でやっとこさ2速、そのまま勢いで進入、きついターンなので1速で立ち上がりまた引っ張りまくる・・・次のコーナーちょい手前でやっとこさ2速で、立ち上がり若干失敗してすぐ1速・・・って走りを繰り返し、たこつぼから内周へアプローチ、進入して次のコーナーへのアプローチをする時に右リアを壁にヒット!久々にちょっと痛かった。そして、ゴール前のお決まりのターンで行き過ぎてしまい、ここだけで感覚的には15秒ほどのロス(笑)。見事に上位進出ならず。だから後ろのほうのゼッケンやなのだ。

 対して弟子1号の方はというと、何とミスコースしかけて禁断の6速使用、当然の事ながら下位沈没。師匠にも負けている。このままではキャバ●ラを奢らなければならなくなってしまう。弟子1号、かなりの危機感を抱いた模様。

 さてお昼の慣熟歩行。路面は思ったより悪くない。というか、きれいな部類である。下は硬いし変に掘れているところもない。ただ、硬い路面の上に乗っているフサフサがどれだけ悪さをするか・・・まぁ、いいラインを走れば問題ないだろうと判断。

 パドックに戻り、さっきぶつけたところを見てみた。がさして問題になるような破損はない。元々がキレイなクルマではないし(笑)。しかし、リアのトーが開いているような気がしたのでトーを計ってみた。何と「トーアウト15mm」!!そりゃ、ケツばっか出るわけだ。しょうがないのでここでお得意の現地作業。リアのトーを何とか5〜7mmぐらいまで修正。面倒だったのでそれぐらいで終了。

 1本目はFRクラス上位2台がエライ速く自分もそのタイムに負けていた。いくらチューニングしたFRとは言え何とかFRには勝っておきたい。そう思って死ぬ気で・・・いや、クルマぶっ壊す気で(^-^;;;2本目スタート。走りのリズム自体は1本目とさして変わらず、しかし要所要所は抑えて走ったつもり。細かいミスは多いが、まぁ次第点ってところかな。ゴール前も一応普通に走れた。終ってみればA2クラス5番手。一応入賞タイムなのでよしとすっか。

 そして肝心のキ●バクラ対決、弟子1号は・・・A4が走る頃には雨がシトシト降ってきた。キャ●クラなんか奢った日には破産してしまうと泣いていたが、路面はまだまだタイムアップできる。とりあえず、2、3簡単なアドバイス。前半の細かいところはまぁまぁ走れていたが後半の踏め踏めセクションが見てても遅い・・・まぁ、それでも真ん中ぐらいのタイムだったから良しとするか。キャバ●ラは無くなったが・・・

 表彰式は本格的な雨の中、スピーディーに行われた。何とA2クラスは4位までの賞典。ちょっとガックリ。何で5位までくれないんだよ〜〜〜(T_T)


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