■2001池の平シリーズ最終戦 参戦記
2001/10/28

 とうとうシーズンも終盤、今年追ってきた池の平シリーズも最終戦を迎えた。追ったといっても、諸事情により出られなかった1戦と全日本に遊びに行ってて出られなかった1戦を除き、最終戦を合わせても4戦しか出ていないのだが。

 最終戦を前に、今シーズンを共にした「カローラFX」は関東のさんきち君(仮名・女性)に婿入りしているので、本来乗るクルマがないのだが、そのさんきち君がわざわざ池の平まで出向いてきてくれるというので、ありがたくダブルさせてもらうことにした。ついでに、うちのクラブのジムカーナ屋さんで全日本もスポットで出ている偽大輔氏(仮名・男性)も一緒にトリプルエントリーすることになった。さんきち君には感謝!!

さんきち君 というわけで、当日。うちのショップの社長も仕事を休んで遊びに来るというので、私が迎えに行ってから偽大輔氏のマンション前に集合。そこで勝手に弟子一号君と偽大輔氏と合流。私の排ゼットと勝手に弟子一号君のランサーとで一路池の平を目指す。関東からのさんきち君は早朝に池の平のある稲武町の道の駅で寝ているはず。途中で起こして一緒に拾っていかねば。

 ところが、まぁいつもの事だが、一番最初に私が家を出るのが遅れたため、チーム?全体のスケジュールが押しており、さんきち君を起こす前に「今どこですか?」と電話がかかってくる始末・・・しょうがないので(?)先に行ってもらうことに。

偽大輔
 元々天気予報は「降るかも」という非常に微妙な予報で、池の平のウエットが苦手な(雪道より滑る!と思ってる)自分としては、絶対に降って欲しくないところだったが、無情にも向かう途中でポツポツと雨が降ってきた。できれば本降りにならないで欲しい、と思っていたら止んだ?

 国道を外れて山を登って行く。さすがに晩秋、寒い。コースに着くとさんきち君が既に準備してるわ。今回は何故か頼みもしないのに勝手に作られたチームパドック「Team NAZOtune」(START、CMSC岐阜、Team-F、ARRANGEの混成チーム)なのだが、パドックの入口でチーム名を訪ねられたので「なぞちゅ〜んです」と言ったら怪訝な顔をされた・・・そっちが勝手に決めたんじゃろ!!と思ったが、そこは優しく「あ、解りますからいいですよ(^-^)」とパドックへ降りる。

 今回はクルマを借りるくせして何の準備もしないというスーパーVIP待遇。さんきち君はタイヤ交換をしている。挨拶をして雑談をしていたら、さんきち君はパドックに入るなり「なぞ(本名)さんのクルマですね?」ってイキナリ言われたとか。う〜ん、車は有名なのか(^-^;;;。早速受付をして、車検OKとゼッケンに書いてもらって、私はう▲こへ。今回もパドックのトイレが使えないとの事なので排ゼットで上へ上がってすっきり。降りてきたらみんな慣熟歩行に行かず私を待ってるではないか!先に行っていればいいのに。

 というわけで、雨もパラついてきたので傘を持ってみんな揃って慣熟歩行へ出発。コース自体はオーソドックスな設定。とりあえず1周半ほど歩いて完了する。

 全日本ドライバー山崎とナンチャッテ?全日本ドライバー村瀬によるマーシャル走行が終って1トライ目競技開始。今回は最終戦ということもあってなのか?各チーム大挙してエントリー。全日本ドライバーの姿もチラホラ。ホームページのネタにと写真を撮って歩く。そうこうしているうちに私たちFXトリプルエントリー組の番が近づいてきた。やっぱりA2は回ってくるのが早い。ファーストドライバーさんきち君がクルマに乗り込み偽大輔氏と私はメット等を持って下のパドックへ降りる。

 さんきち君、スタートしてとりあえず無事には走っているが何とミスコースのアナウンス。下のパドックからだとよく解らないが、戻ってきたのでミスコースなのだろう。困ったやっちゃ。次、全日本ジムカーナドライバー偽大輔氏。勢いよくスタートしたのだが、なんかミスコースらしい?よく解らんが帰ってきた本人もミスコースしかけたと行っているが凄い勢いでバックしたとか何とか言っている。(結果的にタイムは残っていたが本当にミスコースしたらしい)

 そして私の番。なんだかんだいって乗り換えは慌ただしい。自分もトリプルエントリーなんて初めてなのだ。そしてスタートラインへ。いつも通り「落ち着いて、コースを広く、丁寧に、全開で。」と自分に言い聞かせて旗が振られるのを待つ。そしてスタート。

 いつも通りの1速引っ張りまくりで2速からたこつぼへ飛び込む。なかなか柔らかい路面だったが途中から1速に落してゴマカシ、内周でまぁまぁのターンを決めてから外へ出てもう一度内周へ。ブレーキングドリフトから足りない分をハンドルグルグル回してゴマカシて一本松へ上がって、ちょっと抑え目のターン(PタウンのM下君に「思ったより無難だね」って言われた(^-^;;;)で降りて後は定番の外周からゴール・・・ゴール前のターンのパイロンの位置だけ気を付けてとりあえずゴール。窓を開けるとどうやらベスト更新!?

 上のパドックへ上がっていくと、何やらみんなが手を振っている。どうやら本当にベスト更新のようだ。おぉ!夢にまで見たカローラでの「ベストタ〜イム!!」やっと獲れた。まぁこれが最後まで続くことはないのは百も承知なのだが、やっぱり嬉しいものは嬉しい。問題は何台に抜かれるか?弱いものイジメのJAF戦ドライバーもいたりするのでどうかなぁ・・・

 と、結局3台に抜かれて4位で1トライ目終了。それでもトップからコンマ8差、2位からコンマ5差なので自分的には出来すぎか?

 昼の慣熟歩行の間も雨のせいで路面コンディションは悪くなる一方。けど、下が硬いので何となくタイムアップできないかな〜、あわよくば優勝できないかな〜、などと都合の良いことを考えていたが、2トライ目始まると、やっぱり各車タイムアップはしていないようだ。1本目トップの花住選手が「2本目走ります?」とリタイアしようかな〜、みたいな事を言ってきたので、「俺は2本目だけでもベストを奪取する!」と宣言。コンディションが悪くなれば、速い奴にだってハンディキャップが課せられるのだから、本来はチャンスなのだ・・・というのが私の考え方だから。

 A2クラスに競技は進行し、チームFX?先鋒のさんきち君、ちゃんとコースを覚えて無事完走。次峰の偽大輔君、ちゃんとコースを覚えて、そつ無く走ってるように見えたが、帰って来てみればなんとボンネットが浮いている。どうやら深くなってきたワダチにもろにはまってメンバーを押し上げて帰ってきたらしい。ナンバープレートもクチャクチャ。とりあえずボンネットは不意に開くことはなさそうなので、そのままスタートラインへ。

暴言なぞ  旗が振られてスタートした瞬間、路面の状態を理解した。全くトラクションかからず。アレアレアレアレ〜とやってるうちにゴールへ至る外周でラインをミスってイン側に乗り上げ転倒しかけたが、気合のカウンターとアクセル全開で事無きを得、そのままターンしてゴール。タイムは平凡なものに終った。って当然か。

 そんなこんなで結局1本目のタイムで結果は決まり、4位をゲット。良しとしよう!ってことで、今日は帰りの運転手もいるということで(偽大輔君)、久々のイベント会場での勝利の美酒(勝ってないけど・・・)。寒いけど美味かった。しかし、ただの350mlのビールなのに良く酔えたらしく、表彰式で外野からの「4位にも喋らせろ!」の声に応えて回ってきたマイクで、「カローラに負けたA2の皆さん、もっと頑張りましょう!」などと暴言を吐いてしまい、その瞬間の表彰式の引いた雰囲気で、若干酔いが覚めた(笑)

 終ってから、ポート豊橋のBBQの余り物の玉ねぎを沢山もらって、とりあえず御満悦状態で山を下り、さんきち君とは稲武でお別れ。という感じで私の今年の池の平シリーズは幕を閉じた。


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