■2001JMRC中部東海シリーズrd.4 チームゼストハイスピードトライアル 参戦記
2001/05/06

 プレイドライブ(以下PD)誌上での企画、「PDアスティ号」が池の平にやってくるという情報を仕入れたので、これは目立って誌面に載るチャンス!とばかり、エントリーしようかどうしようかと迷っているうちに申し込み期限を過ぎてしまった東海シリーズ第4戦。これが、自分の諸般の事情とエントリー台数が足りないという情報により急遽エントリー。

 クルマのメンテナンスは先週までで大方済んでしまっているので、今回前日の土曜日は何とアルバイトを入れていた。これがまたこういう時に限って長時間になってしまい、バイト先を出たのがすでに23時前!!これから秘密の置き場所までカローラを取りに行って荷物を積み替えて家に帰ったら0時半・・・これからシャワーを浴びて、寝たら・・・絶対に起きる自信がない。こういう時は走れるうちに走ってしまうのが正解だ。

 というわけで、シャワーだけ浴びてさっさと出発。午前1時過ぎ。東名阪で名古屋を横断。当然交通量は少ない。ゴールデンウイークももう最期となるとそんな時間に移動する人も少ないようだ。

 全く邪魔するクルマモなく、速度をそんなに上げなくても比較的早く距離が進む。とりあえず、眠いは眠いけど、途中で寝てて誰かが起こしてくれる保証はないのでせっせと現地を目指す。

 ところで、先週少しリアのトーをかまっていくらかリアを安定方向に振ったはずだが、ヘアピンへ入っていくとそんな大したスピードでないのにやっぱりリアが出気味である。特にGがかかってからがいやらしい。まだトーがアウトに振れているからかなぁ?などと考えながら稲武町のサークルKへ入る。

 ここでコーヒーと夜食を調達、すぐに出発。ここにいた客はといえば、暇そうな若造達だけだった(そんなあんたもヒマ人だろう・・・って突っ込みはナシ!)

 快調に真っ暗闇の林道を駆け上がり、パドックへ降りて行くと・・・既に先客が居た。一台はC73Aランサー。う〜ん、気合入った奴がおるのぉ〜、と思ったら奥にも一台・・・お!PDアスティだ!!走った跡があるな・・・さては前日入りして練習したか。しかもご丁寧にシートまでかぶせて。フフフ・・・日が上ったら目にもの見せてくれるわ・・・と、PD号の奥にクルマを停めて助手席で就寝。

 周りが明るくなってきて目が覚めた。まだ6時。全然寝てない。もう少し寝よう・・・うとうとして6時半。オフィシャルが準備を始めている。もうちょっと寝よう・・・パドックにエントラントが増えてきた。そろそろ起きるか。ってことで、オフィシャルにクルマを停める位置を確認してパドックを陣取る。そしてちょっとウロウロ・・・改めてPDアスティを見てみると!何とコケているではないか。こいつをぶっちぎるためにわざわざエントリーしたのにぃ。不戦勝かい(笑)。

 受付はまだ始まっていないが、エントラントリストが貼り出されている。何と!人生でイチバン若いゼッケン。8番。A2クラス3番目である!!やった〜念願の早いゼッケン。でもどうせなら最初にしてくれりゃいいのに・・・A2クラス3番目なら「トップタイム更新〜〜!!」の声が聞けるかな??との期待を胸に準備をする。

 受付がえらく混んでいるので、受付は後回しにしてひたすら準備。何といってもいつもみたいに油を売りまくっていると絶対に出走に間に合わない自信がある。そんなので不出走はかっこわり〜からなぁ。受付の列が掃けたところでさっさと受付。車検を終えてコースへ。

 今回のコースは池の平としてはあまりないパターンだ(ダートラページのレポート参照)。こりゃ絶対に間違えるぞ・・・しかも走り込んだ奴程間違えそうだ。1周歩いてもう1周、と思ったら残り時間があと数分。どうやら準備に時間を使い過ぎたようだ・・・今回のコースで特徴的なゴール前をもう一度だけ見直すことに。

 さて、ドラミが終わってマーシャル走行。ここはチームゼストが誇る全日本ドライバー勢。流石に上手である。全日本でも上位に入る事のある藤井選手の走りを見て「ゴール前は思った程突っ込まなくてもよさそうだ」と判断。

 マーシャル走行が終わったら、もう出走の準備。そこへ手を振りながら近付いてくる男と女。ん?と思ったら何と!全日本シードドライバー村松さん(既婚)とJAFカップ出場経験のある伊藤澄子ちゃん(独身)だ。あれ!なんで?と思ったが、とりあえず簡単な挨拶だけして、クルマに乗り込む。そして出走待ちの列へ・・・と思ったら列がない!?どうやら随分のんびりしすぎたようだ。しかも2台出走まで断ち切っちゃって(爆)。

 さて、A2の3番目のゼッケンとは思えないふてぶてしさだが、旗が振られスタート。スタートしてすぐにきついターンをサイドを使って曲り、例によってレブリミッター当てまくって2速、そのままチョンとブレーキ踏んで外周コーナーを曲ってタコ壺へ。あまりの2速ののトロさに半クラッチ使いまくり。一本松への登りも遅い!!一本松コーナーの進入はまぁまぁ、下りてきて最後が一番の難関。ゴール前のスラローム。進入は行けた!と思ったが次のパイロンがぁぁぁ〜〜〜リアのクオーターで触ったか?とアクセル全開のままパイロン倒れるな〜〜〜〜と祈りながらドアミラーを見てたら(非常に悪い癖)、危うくコースアウトしそうに。

 パドックへ戻って聞いてみれば、結局パイロンタッチらしい。ちょっとガックリ・・・幻のベストタイムがぁ・・・もうベストタイムの声は聞けない。しかし、5秒(パイロンタッチ分)を引けばまだ勝負にかかるタイムなのが救いだった。ホッ。でもまぁ、マーシャルの走りを見て「突っ込まなくても・・・」と思った割には「ありゃ行き過ぎ」って突っ込みを見せていたらしいので、まだまだ若いな。俺も。フッ。宮園君には「あれも答えの一つだと思うけど、リスクが高すぎる」とまで言われるし。そんなにリスキーか?

 のんびりと朝食をとりながら後続の走りを見ながら、村松さんや伊藤さんと何故か昔話に花が咲いてしまう。そんなに長くやってるわけじゃないけどなぁ(私でまだ6年)。こういうのんびり楽しいダートラはいい。気候もまぁちょっと肌寒い瞬間もあるけど、かなり過ごしやすい。

 そうこうしているうちに1本目が終わってしまい、みんなで慣熟歩行へ。路面は思った程悪くない。下はパンパン、上にサラサラが乗っているのでもしかしたらタイムアップは難しいかも?と思ったが、なんせこっちは1本目はパイロンタッチの身。タイムアップしないわけがない。

 2本目、マーシャル走行を見て、さっさとクルマに乗り込む。するとすでに自分の前ゼッケンが並ぼうとしている。あ〜、よかった。早めに走る準備して・・・1本目より随分早めに出走待ちの列へ。そらそうだ。1本目は列がなかった!

 スタートライン、例によってわだちが掘れている。いつもなら多少のフサに乗ってもわだちをずらすのだが、今回はライン的にずらす事ができない。仕方なくわだち前にセット。そして旗が振られた。別に気合い入れて行くぞ〜、ってふうではなかったが、旗が振られたらやっぱり違う。1本目よりかなりハードな突っ込み(な気分)。なかでも、1本松はこれまで池の平を走ったどれよりもハードな突っ込みをしたと思う。一瞬3輪走行になりながらクリア。問題のゴール前。ほんのちょっと・・・控え目に進入。すると、ゴールへの道が一直線に見えた。そのまま全開でゴール!!

 結構な勢いで走れたと思ったので、窓を開けてみるがタイムは聞こえなかった。まぁ、上に上がってみるとタイムアップはしたらしい。出走順が早いので、もうやることが無くなった。恒例池の平弁当(これが今回はいつもの焼肉でなく鳥空揚げだったのが悔やまれる・・・)を食べながら、後続の走りを評論しまくり。楽しかった(笑)。

 結局、2本目のタイムで8位。恐らくポイントくれるだろう(池の平シリーズではもらえてない(T_T))。しかし、昨年の東海シリーズチャンピオン村瀬君がマシントラブル&ミスコースで沈没してること、また上位が確実な伊藤将光選手が不出走など幸運にも恵まれたが、まぁ良くできました、と自分を誉めて遣わす(笑)。でも、あとちょっとで6位だったと思うとちょっと勿体無い気もする。

 チームゼストさん主催の例によって終わってからのバーベキュー、何故か今年も乱入。ごっつぁんでした。

 帰りはちょっと変な道で帰ってみたが、ゴールデンウイークの渋滞も全くなく(むしろ空いていた)すんなり帰れたのだが、クルマを入れ替えに行く途中に睡魔に襲われバケットでまたもや寝てしまった。起きたら午前0時過ぎ。またやってしまった。疲れが倍増で家路についた。


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