■いざ東へ
今年でSSパークが最期・・・との噂を聞き、年の始めにエントリーを決めていたB地区戦第4戦(6月12日開催)。なぜか会社が金曜日から休みだったこともあり、のんびりと一般国道で東へ向かうことに決めていた。国道1号は得意だからね。
今回、諸事情により関東を経由、埼玉で学生時代の後輩(=以下Hさん)を拾って現地へ赴く、というスケジュールにしていたため、金曜日の晩、23時38分に名古屋を出発した。
国道23号から1号線へ入り、沼津で246号、というルートを選択。体調は全く問題なく、道の流れも良い為、比較的簡単に距離を稼ぐことができた。かつては夜間半額だった国道1号線のバイパスも知らないうちに夜間は無料になっており、楽にお得に距離を稼げる。
■都内へGo!
午後3時過ぎ、頼んでおいた目覚ましコールで目が覚める。これから原宿へGo!だ。もちろんトラックのまま。飯能方面から新青梅街道へ抜けて一路都内へ・・・しかしこれがまた凄い渋滞!当然と言えば当然なのだが・・・途中、銭湯を見つけたので入浴タイム。これがまたいわゆる「銭湯」って感じで趣があった。肩凝り・頭痛もとれてすっきり!トラックに戻ってスーツに着替え出発。
目的地は原宿は表参道の交差点。原宿って渋谷の近くだろ?と新宿駅前を通り過ぎてから渋谷方面へ。走りながら見た地図によれば、ここ明治通りを真っ直ぐ行けば表参道だ。しばらく行くと、道が混んできたので、そろそろ近いと判断し、適当なパーキングメーター前にクルマを止めて歩くことにした。すぐ近くである、だれも人の足元なんか見ない、という判断で、スーツにサンダルという格好。一路明治通りを渋谷方面へ歩く。結構な人ごみである。さすが週末の夜。
しかし、歩けど歩けど「表参道」の交差点が出てこない。ずんずん歩くうちに渋谷駅前まで来てしまった。「あれ?」しょうがないから戻る。戻りがけ、たまたまいたおまわりさんに表参道交差点の位置を聞いてそちらへ向かったのであった。「あぁこの道ね!」
現地で後輩達と飲んでから、再びビバーク地へ。明治通りを北上、谷原方面へ曲がってから関越自動車道を目指す。まだ新宿を走っている頃、お世話になっている鈑金屋の社長から電話。「明日がんばってこいよ〜。」「お〜っ!」
関越自動車道を川越ICまで走り、朝下見をした場所にクルマを寄せ、明日の朝食・昼食、今晩のビールを買い出しに出る。
明日の準備も終わったところで、ビール飲んで寝よう!ってところで、Hさんが帰ってきた。明日の朝3時半出発厳守。起きたら電話してね!と頼んで寝る。思ったよりトラックのキャビンは暑く、外で寝ようと思ったぐらいだったが、窓を開けて何とか寝られる温度に。そのままおやすみ。24時頃かな。
■いざ東北
さて、当日の午前3時過ぎ。近くの居酒屋の従業員が帰るのか、ちょっと騒がしいので目が覚めた。20分を過ぎてもHさんから電話はないので、こちらから電話。とりあえず起きていたらしい。たまたまそこにあった建築屋の土場の水道を勝手に使って顔洗って歯磨いていたら、Hさんが出てきた。そのまま出発。ちょうど午前3時半。
事前の計算では結構ギリギリなので、とにかく止まらないように走る。ぼくのトラックがどれぐらい東北道でかせげるかわからないし。途中、国道16号でレディスドライバーの乗ったミラージュに追い越された。丸和に行くにしてはちょいと早い気もするが・・・そんなこんなで久喜インターに着いたのは午前4時過ぎ。予定を10分程度遅れている。やっぱりアベレージの設定に無理があったか。
ここからは高速道路を延々200キロ。ひたすらアクセルを踏むのみ。Hさんには寝ててもらう。朝早いからなぁ。とはいっても、トラックのキャビンで寝られるか?と思ったけど、やっぱり眠かったのか結構寝ていた。
そうこうするうちに、本宮インターに到着。予定より結構速い。午前6時ちょい過ぎ。これならゲートオープン前にSSパークに着ける!ってわけで、コンビニで一休み。「なんだ、こんなに早く着けるのなら、あと30分出発遅くてもよかったね〜。」
■SSパーク
さて、SSパークへ向かわなければいけない。時間に余裕があるとは言え、へんな道に迷って時間を食ってしまっては元も子もない。これまでに数回サービスで来たことがあるのだが、大概トラックの荷台の上なので、詳しくは知らないのだ・・・まずは持参した地図を参考に走り出す。すると、WAKO’sカラーのEP82が通り過ぎていった。「あれだ!」あいつについていけば現地に着くはずだ!ってことで、後をついていったらコンビニに入ってしまった。一緒に入るのはちょっとやらしかったので、そのまま通過。こっち行きゃ着くだろう・・・と走っていると、何やら路肩に止まっていたR32が付いてきた。もしかして、ギャラリーに行こうとしてるのか?フリー走行しにでも行くのか?絶対にぼくらがSSパークに向かうと信じて付いてきてるに違いない。こっちは道知らないんだっちゅ〜の!そのまま道なりに進んでいると、何か見覚えのある交差点を通過。気になって止まってみると、スカイラインが止まって左に曲がっていってしまった。やはり!あっちが正解か。と言うわけで、カッコ悪いのでスカイラインが見えなくなってからUターン、それらしい方向へ向かった。その後、さらに一度ミスコースするも何とかSSパーク正面ゲートにたどり着くことができ、一安心。
ゲートでおねぇチャンが助手席のHさんを見て「お連れの方ですか?」と聞く。んなもん見りゃ解るだろっ!連れでなくて何じゃ?と「はぁ、そうですが・・・」と言うと、入場料がいると言うので、Hさんの分の入場料1000円を払い、パドックへ。何かこないだ来たばっかなんだけど・・・(笑)
■準備
パドックへ行くとニフティでお世話になってます、モンデールレーシングの佐々木リーチ師匠が誘導をしてる。おぉ、久しぶりです!前回会ったのは三井三池でのJAFカップオールスターだっけな?
■1トライ目
朝の慣熟歩行の時間になった。とりあえずHさんも一緒に歩いてコースを見るというので、一緒に歩きに出た。コース図によると1周2キロ。長い!流石に全日本戦が行われるだけのコースである。
いきなり1コーナーまでにどう考えても3速に余裕で入る。中部じゃこんなコースないもんなぁ・・・散水車が水を撒きながらなので、靴がだんだん重くなって行く・・・長靴で来るんだった。ひぃこら歩いてやっとこさコース中盤・・・1周歩きおわった時には慣熟歩行時間の7割近くを使ってしまっていた。さすがに初めてのコースを1周で終わるわけにはいかないので、Hさんには適当に休んでて、と言い残し、走ってもう一周周ることにした。
■2トライ目
1トライ目、情けない結果に終り何とか挽回したい2トライ目。慣熟歩行で路面をチェック。パンパン路面で掘れているところはない。1トライ目に失敗したところの走り方を考えながら1周して終了した。
弁当は出ないと思っていたので、昼食は買ってきてあったのだけど、何と弁当付きだというのでもらいに行った。ら、100番(自分のゼッケン)の弁当はすでに何者かがもらっていったという。まぁ、買ってきてあるからいいや、と思ってパドックに戻り、柳本組長にその旨言うと、ぼくのぶんの弁当を奪ってきてくれた・・・お手数お掛けしましたm(_ _)m。
1トライ目にナメたタイヤを使ってスピンしているので、ここはもちろんタイヤ交換。地元本番用RX−01Cを惜しげもなく投入・・・とは言ってもやはり「これがJAF戦に持ってくるタイヤか?」ってな具合。しょうがないじゃん。金ないんだから。
さて、再び観戦スポットの土手の上にあがり、昼食モード。昼飯を食べたら何だか眠くなってきた・・・しかし、寝てしまうと寝過ごしてしまいそうだ・・・Hさんはすでにうつらうつらしながらピクピクしているし。でも眠いのでクーラーボックスをベッドに、Hさんが座ってるイスのひじ掛けを枕に少しだけ寝たのだった。これが高さ的に非常にグッド!
そうこうしている間にA3クラスもラストになってきた。組長の走りをとりあえずビデオに納める。そして、A4をしばらくしてから準備に向かった。Hさん疲れ気味のようだったので(当然だ!)、2トライ目はビデオ撮影はお休みしてもらった。
パドックへ戻ると暑い!!車室内の温度上昇を防ぐためにかぶせてあったブルーシートを取り、窓を拭いて、暖機運転をする・・・軽くいつも通りの準備運動をして、クルマに乗り込む。バックミラーを見ると、昨年のB地区チャンピオンが真剣な顔して(そりゃそうでしょう!?)並んでレーシングしている。
自分の出走待ちの列に入る。油温計の針は十分な位置にいるので、熱だれ防止の意味から待ってる間はエンジンを切った。昔、櫛田さんに「俺らはそれぐらい気ぃつかっとるんだぞ。」と教えられたのだ。
地味に、櫛田流で走るんだ!って言い聞かせてスタートラインで待つ。そして、スタートフラッグが振られた。
スタートはそこそこのダッシュを決める。2速、3速・・・そして問題の第1コーナー。ブレーキング・・・よし、まっすぐ減速してる!シフトダウン・・・ちょっとオーバーだけど、1トライ目よりはよかったかな(笑)。1速で立ち上がり、次の丘を越える手前でちょんブレ。丘をアクセル前回で駆け抜ける。そのまま4速全開でコーナリング。「うっひょ〜!!」中部では味わえない快感である。
その先、8の字も無難にこなし、問題のスピンした場所へ。また溝にはまりながらも何とかそのまま全開で駆け抜け、奥のたこつぼは結構失敗、ゴール前のセクションは・・・どうだったんだろう???比較的地味に走ったつもりだったけど・・・
そんなこんなでゴール、パドックへ戻ると、代貸立花選手が「今3位だよ!」と教えてくれた。失敗も結構あったので、3番手なら上出来っすよ(笑)、なんて話していると、結局、昨年のチャンピオンに逆転され、4番手に転落してしまったのだった。また4番。でも、13台中4番だもんね。中部の7台中4番とかとは違うのだ。
■表彰式
■帰路
えふ組の方達と記念撮影をしてから別れる。Hさんを無事に送り届けるまでは死ねないのだ。帰り道の東北道、那須塩原辺りで数十キロの渋滞だったけど、わたしのくだらない話題について議論している間に過ぎ去ってしまった。埼玉県川越市まで、渋滞にはまっていたにもかかわらず、1時間と変わらぬ時間で着いてしまった・・・一体、行きの全開ノンストップは何だったんだ!?
Hさんとは夕食をしたあと(22時終了)、何時に寝るか聞いたら23時30分ごろだろうというので、寝る前に電話してください、とお願いして、それまで寝ることにした。この時点で走りつづける元気&自信はなかったのだ。流石の私でも・・・
23時30分、約束通り電話が掛かってきた。起きて電話に出て、「ありがとう」とか何か言ったのかな?そのまま寝てしまい、目が覚めたのは午前2時半。この時点で月曜日の出勤を諦める。あぁ、休みいれといて良かった!
それからは寝たり走ったりを繰り返しながら、何とか朝のうちには関東から脱出、静岡をクルージング。もちろん、一般国道1号線。しかし、とうとう浜松で観念して東名高速に乗ってしまった。その後、一宮ICからショップまで行って結果報告。この日はさっさと寝ました・・・<やっぱり寝るのは布団に限るっ!(って割には車中泊好きだね>自分(笑))