2020年8月、久々にオートランド千葉のダートラに出た。前回出たのは二十んねん前のフレッシュマンシリーズ。さすがにフレッシュマンは・・・と言われたので県戦にエントリーしたのだが、結果は惨敗11位。

実は一本目に林道区間でコースを見誤り突っ込んでストップ。この時に色々トラブっていたのに気づかなかった。
二本目出走しようとエンジンかけたらエンジンチェックランプが・・・アイドリングはまぁ普通なのでセンサーが何か調子悪いとかかな?と見て見ぬふりをしたが、結局全くパワーが無く、上記の成績。(そのせい、ってことにしたw)

この日は自走で行ったので、帰り道首都高で様子を見ながら帰ったけど、一応エンジンは吹くしブーストも数字を見てるとちゃんとかかるっぽい。ただ、少し高めになってるな・・・?あとアイドリング時の負圧が少し高いな・・・ぐらい。(このアイドリングの負圧が微妙に高いのはちょっとやな感じ)

次の日から故障探求を始めた。

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まずはエンジンチェックの内容を確認。どうも「カムポジションとクランク角の位置関係がおかしいですよ」というエラーのようだ。やっぱりセンサじゃね?

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と、カムポジションセンサとクランク角センサをチェック。Tカーからもってきて交換しても、エラーを消してもすぐにエラーを検出してしまう、ってことは、センサーは正しいっぽい。断線等でもない。

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タイミングベルトのゆるみとかも見てみても特に何もなし。

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じゃぁ、本当にカムポジションがおかしいのか?とチェックしようにも、色々調べたけど、
 ・このエンジンにはカムプーリーの合いマークが無い
 ・クランク側のスプロケットにもマークは無い
 ・カムカバーを開けてカムを見ることもできない(F6Aみたいな感じ)
 ・なんとカムプーリーとカムの位置を決めるノックピンすら無いらしい
 ・タイミングベルト交換等でカムタイミングを決めるためにはSSTが必要
といった感じ。ヨーロッパ車には多いらしい・・・なんちゅうエンジンや。

よっしゃ、しゃーないSSTを買うか!と思い立ったが、その前にSSTを突っ込む穴(カムに切り欠きがあってカムが正しい位置に来るとSSTが奥まで刺さる、という構造)を見れば粗方カムの位置は解ることに気づいた。また、クランク側も合いマークは無いものの、ボルト位置とクランク角センサの位置関係でポジションが出せることが判明。

それで位置を出して見ると、タイミングベルトが一コマ飛んでいると考えると辻褄が合うことがわかった。3回ぐらいやり直したから間違いない。

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というわけで、ここまでわかればあとはやってみるだけ!ベルトを外さずにコマの位置をずらす秘儀コマ飛ばしと使って一コマずらしてみた。
ら、位置関係は問題なくなった。手でクランク回してみても当然バルブとピストンの干渉は無さそうだ。

というところで組み上げてECUのエラー消してエンジン始動!
現象は再現せず無事に直りました・・・とさ。

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しかし、ダートで刺さったって言ってもロアアームが少し下がった程度、自走で帰ってこられる程度の刺さり方してベルトのコマ飛びするの・・・?

1 thought on “久々の千葉県戦で壊した話

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