勝った!~2011全日本ダートラ第8戦タカタ

 あまりにも成績が悪くブログの更新もままならないまま、全日本ダートラも最終戦になってしまいました。今シーズン振り返ってみると・・・

第一戦 九州 ブービー(最下位はシャフト折れのため実質ドベ)
第二戦 丸和 不成立
第三戦 門前 なぜか???ドベ3
第四戦 砂川 ドベ(シャフト折れたけど)
第五戦 切谷内 ブービー(最下位はスピンしてたらしいので実質ドベ)
第六戦 今庄 皆様のミスに助けられ5位/10台中
第七戦 京都 ドベ

と散々な結果。第七戦京都が終わった時点でやる気なしモード、ヤメタ、って気分だったのですが、居ても立ってもおられず全日本最終戦の前の週の門前の地区戦にエントリー。さすがに門前ではもう壊さんだろ・・・と。
 出るからには勝ちたいので、タイヤも全日本用に温存していたのを持って行って、しかもアシのテストも兼ねてスプリングも持ってって現地で交換。(忙しくて前もってやれなかった)結果は4位と微妙だったけど、路面とタイヤのマッチングや運転の下手さ加減で足し算引き算ができる内容だったので、まぁこんなもんだろと。

 そして最終戦タカタの日がやってきた。金曜日の夜発でタカタへ向かう。金曜日の夕方、会社の送別会があったためサービス隊長に運転を任せてトラックの助手席で寝て。七塚原サービスエリアで仮眠。朝起きたらダートラ車がいっぱい!
 公開練習のタイムスケジュールは余裕があるので、のんびり移動。途中買い物したり軽油入れたりでコースに入ったのが9:30過ぎ。すでにかなりのエントラントが準備をしておりました。
 さて、タカタは大好きだけどこれまでの成績はビミョ~。なので、特に気負わずに公開練習。公開練習は壊さないことが第一義。タイヤはフロントに練習用のA035、リアにA053(こちらは本番でも使うやつ)の組み合わせ。
 砂利も多かったけど無難に走ってトップから2秒チョイ落ちの8番?7番?忘れた(汗)

 トップはTSS・MJ・シビック(FD2)の磯貝選手。ぶっちぎってますが今はなきRE370R履いていたのでトップで当然!路面的にドライタイヤならこんなもんだろ、と割りきって考える。
 それよりも、京都の時ぐらいから「2速のエンジン音と車速がマッチしない」との複数の人からの指摘を受けていたのだが、公開練習走行中にそれを体感。どうやら2速でも高回転になってくるとホイルスピンしているっぽい。こりゃ、2速もアクセルコントロールが必要か?やりすぎると遅くなるけど、アクセルに集中するしかないな~。ということでその日は終わり。
 その晩は前夜祭。よく飲みました。

 決勝コースは大方の予想通り公開練習コースのゴール位置を変えただけ。ちょっと二日酔い気味でしたがしっかり2周歩いて準備万端。路面はよく整備されてフラットダート。砂利あり。ただし、モンテカルロコーナー内側のライン上にワダチというか掘れて穴が開いている。ちょうどブレーキングポイントでみんながハンドルを切るところっぽい。ここをどうしようか悩む。走る前にチェックに行ったところ、穴にはまったクルマはやっぱり飛ばされてアウトに行ってしまっているので、安全策で外回りかな。と決めた。
 タイヤはこの日のために用意したADVAN A053!新品!!ちょっとだけカット!!をフロントに履いて、リアは公開練習で使用したA053をそのまま。下が硬いフラットダートはこのセットでベストなはず。
 私がウロウロしている間にSPヤマダさんがショックのガス圧を調整したとのこと。どうやらホイルスピン対策らしい。ま、それを聞いても運転をどうこうすることは出来ないので、頭の片隅に留めておく程度に。
 SC1クラスが始まったがのんびりと。スタート待ちのところに10台以上プールしているのだ。元々並ぶのが嫌いなのでギリギリになってから出走待ちの列へ。そして程なくしてスタートラインについて待つ。

 視線は遠くに。
 アクセルは丁寧に。集中。
 アクセルはこれまでは1速だけコントロールしてたけど、今回は2速も人間トラクションコントロール。でも、やりすぎないように気をつけて・・・
 そしてホイルスピンしないようにスタート!

 ゴールしてそこそこ走れた感触はあったけど、感触はあってもドベなのが今年・・・とタイムを見に行くとびっくり仰天4番手!トップとの差も1秒無い。しかし、トップとの差はほとんど全部前半区間。後半は走り負けてないということか。前半といえば、穴があったモンテカルロコーナー内側。作戦通りアウトをうまく走ったつもりだったけど、その後結局アウトにはらんでたからな。あれかな・・・
 ん~、どう攻略するかな。と、悩みながらも久々に気分よく昼の完熟歩行へ。失敗したコーナー、比較的難しいコーナーを重点的にチェック。
色々考えた末、モンテカルロコーナー内側と一本目とは違うラインで行くことに決めた。

 二本目のタイヤはすごく悩んだ。見た目、ブラックマークも一部できるほどの硬質路面。基本的には超硬質用のA036を選ぶのだが、これまでA036でうまくいかなかった例が多数。しかし、一本目、砂利あり路面でA036(超硬質路面用タイヤ)を履いた地元ドラがトップ。だけどあのクルマはダブルエントリーだから前走車がタイヤウォーマーになってるしな・・・と色々思いをめぐらす。
 幸い出走台数が非常に多く待ち時間はたくさんあるので各車の走り、タイム、タイヤ選択状況、そしてドライバーのインプレッションを集めながら観戦。
 傾向的には最初の方のPN、N1はちょっと超硬質用タイヤには早いかな、といった印象。その後のクラスでも思ったほどタイムが上がっていない(上がらないわけではないけど、上がり代が少ない)ことから、超硬質用、硬質用、どちらでもさして変わらないのであろう、との結論に至った。
 とはいっても、やっぱり出走直前まで悩んで、結局、当初の予定通りA053の7分山をチョイス。実は最初から「基本的にはA036は使わない」と基本方針を決めていて、A036を持ってくる気は無かったのだが、うちのクルマ、移動倉庫なんで(汗)
 そしてまたウロウロしている間にまたSPヤマダさんがショックのガス圧を調整していたらしい。

 例によってギリギリに出走待ちの列に並ぶ。というか割り込む。
 スタートラインにつく。
 視線は遠くに。
 アクセルは丁寧に。
 そしてスタート!

走っているとき、「今日は乗れてる!」と思った。「行くしか無い!」と思った。けど、怖いところは怖いのでビビッターが効いてしまった・・・

 ゴールしてみたら、盟友にくまる君(プロテック・B・シビック)が人差し指を立ててこっちにアピールしている。ゴール後、意外と自分が冷静だったので、イマイチ攻めきれなかったかな?と思ったけど、どうやらベストタイムらしい。久々にベスト更新!!地元のFTO、優勝最右翼のひげ号を上回った!?
 しかし、タイムがまったく聞こえていないので、最終結果を聞くまではどうなるかわかりません。終わってみたら7位だったとか有りうるからな。でもまぁひげFTOに勝っただけでもちゃんと走れたということなのでまいっか。
 と、最終結果を待っていたら、おめでとう!といっぱいのひとがやってきた。
え?
勝ったの?
本当?
オレ、ぬか喜びやだよ?

いやー
泣きました。
ダートラで泣いたのって地区戦で初めて勝った時以来。それですら帰りのトラックの中だったのに。

 しかし、たくさんの人からおめでとうと言われたくさんの人と握手しました。今は懐かしの魔王和田洋一師匠はじめ電話もたくさんかかってくるし、こんなことは初めてだなー。

 表彰式、おもしろいこと言えだの泣けだの色々言われたのでまずはウケをとってから!とか考えていたら喋りたいことまで忘れてしまう始末・・・

(video by 組長)

 今年一年、いや、昨年からか。色々な皆さんにご心配をおかけしまして、また、同じパドックで戦うcolt師匠はじめ皆様に色々ご指導いただいた結果がやっとこさ出たものと思われます。
 特にクルマのセッティングをずっと合わせ込むのに心血注いでくれたSPヤマダ社長、ミッション壊れたときに無理言って直していただいたfuzzy師匠には感謝しております。皆様、ありがとうございました。

 FTOでこれまでの最上位は2位。これが2005年9月11日だから、そこから優勝まで6年かかったか~。でも、アウェイであるタカタでの優勝は嬉しい!!でも、タイムはもうちょっといけたはずだし、走りに改善点は色々あるので、まだまだ修行せねばなりませんね。

 というわけで、JAFカップ出るか!!

7 thoughts on “勝った!~2011全日本ダートラ第8戦タカタ

  1. おめでとうございます 😛
    師匠と呼ばせてください
    どっか店探しておきます

    1. atさん
       ありがとうございます!
       師匠なんて呼ばなくていいから、松阪牛でお願いします(爆)

  2. おめでとう!
    昨年からタイヤや運転でほんとに悩んでたし、トラブルも続いていたけど、あきらめないで努力を続けていたことが、結果につながりましたね~。ほんとに良かった!

    自分も明日を信じて、こつこつと努力を続けようとあらためて思いました!

    1. coltz23aさん
       ありがとうございます。
       いつも冷静な分析に基づいたアドバイスが大変実になりました。
       半分はあきらめていたんですが、走るときは別ですからね(笑)

       今後ともみんなで切磋琢磨していきましょう!

  3. おめでとうございます。
    確かに今年は苦労されてましたよね。優勝の味わいもひとしおだったのでは。。。
    僕もFTOをこつこつ「調査」してますが、いつになったら走れるのか、、、というより老眼になってきている様で昔みたいに走れるのか。。。ちょっと勇気を貰いました。
    これからも頑張って下さい。

    1. yellow bearさん
       ありがとうございます!確かに今年は苦労というか苦しみましたので、泣くほどうれしかったです。
       FTOの部品もぼちぼち手に入りにくくなってきているので、お早めに完成をお勧めします(^O^)

  4. お久しぶりです。元CA4A保存会です。
    全日本、初優勝おめでとうございます。
    これからもどんどんいい成績出してください。
    今も届き続ける、JAFスポーツ見ながら、何も知らない子供たちに、「パパはこの人たちに勝ったこともあるんだよ」と威張れますので。

    ちなみに、「復帰」の目処はまったく立っていません(涙目)

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