■1本目写真

■2本目写真

撮影:CMSC須賀健太郎様
撮影:CMSC須賀健太郎様

今年3月に開幕した全日本ダートトライアル選手権も、気がつけば最終戦。
予期せず!?勝った開幕戦の丸和以降は表彰台に登れそうで登れない微妙な成績が続き、
「次こそがんばります!」と言い続けているうちに最終戦になってしまいました。

最終決戦の地、テクニックステージタカタはハイスピードかつテクニカル、
走って面白いコースで昔から好きなコースでした。(最初のうちは成績はついてきませんでしたが)
全日本戦初優勝をしたのもタカタだ・・・けれども、
2回も転倒しているのもタカタ。危ない(^-^;

実は最終決戦に備えてお盆にも練習に来たし(って、チャンピオン争いからは既に脱落しちゃったけど)
お盆の練習は雨だったにもかかわらず、ドライタイヤでもウエットタイヤでも走って
ちゃんとテストっぽいこともしたし(結果、ミッション壊れたけど・・・)
更にもう一度練習(テスト)に来たし、遠い割には地元門前より練習した・・・はず!?
てわけだからというより、やっぱり好きだから
微妙に自信がありました。というか、何とかなるだろ・・・て感じ。

公開練習朝。
台風が近づいてきているぞ・・・というのが本当か!?というぐらいのいい天気。
公開練習はA+B=だいたい本番の最近よくあるパターン。
ところが、一本目Aパターンでまさかのミスコース!
練習に来た時に走ったパターン(=昨年の全日本のパターン)で走ってしまいノータイム。
道を間違えてから「あ!」と思ったけど、「えっと、ここは逆に入っちゃったんだからそのまま行けば元にもどるか!」
とそのまま走行。赤旗や黒旗出てたのかな?出てたのなら完全見落としです。ごめんなさい。
二本目Bパターンはちゃんとオンコースでしたが、5分山?4分山?のタイヤではタイムは気にしない♪
と、無事に終わって、その日の夜は宴会して無事終了。

さて、本戦当日朝。
幸いにしてまだ雨は降っていない。風も前日のほうが強かったな。
発表された本戦コースは何と公開練習でミスコースして走ってしまったコース!
わざとじゃないですよ!ほんと。
で、慣熟歩行はしっかりと!ミスコースしないように・・・
世界のトシ・アライ選手のデモンストレーション走行、
そして既に全日本ラリーチャンピオンを決めている鎌田卓麻選手の走りを見て、
2年前転倒したあのコーナーを「やっぱり速度乗せて、フワッと行くか!」と決めて出走準備。
速いドライバーは速度を乗せて保って消えてゆく・・・それを少しでも出来ないかな?と。

■車載映像(1本目)

■外撮り映像(1本目・後半区間 撮影:横山修二さん 自分は3:54ごろから)

そのフワッと行こうと思ったコーナーはフワッと入ったんだけど、
その先の右コーナーで思ったより早くテールがブレイクしてしまい、
何とか必死にこらえたけれど「やっちまった・・・あ~あ!」と思うものの、
気を取り直して一生懸命走りました。
結果、ゴールしてベストタイム、最終的には同じくDC5インテグラを駆る稲葉選手に抜かれて二番手。
しかし、前半の大ミスがあるにもかかわらず何と中間ベスト!?
もっとタイム出るなぁ・・・二本目、やったるぜ!!
モチベーションアップ。しかし、気になるのは天気。もってくれよ・・・!

そして二本目。
昼の慣熟歩行中にグレーダー入れてくれてコース状態は良くなったものの
さらっと散水された影響もあり、路面はまだまだ砂利が出てくるな・・・と読んでいたのも束の間、
出走するぜ!と準備を始めた頃に雨がパラパラと落ちてきた。
まだこれぐらいならば・・・と出走待ちの列に並んだものの、
我々のSA1クラスのクルマが走り始めた頃には雨は本降りに。
もうだめかな・・・でも2位ならまぁいっか・・・と、半ばあきらめの境地に。
いやいや、お盆に練習に来た時に、ウエットでこのタイヤ、ADVAN A053でちゃんとタイム出たじゃないか!
と、自分を奮い立たせ、一本目やっちゃったあのコーナーを「姿勢が崩れすぎないように」クリアすることだけ考えてスタートラインに。

■車載映像(2本目)

■外撮り映像(2本目・後半区間 撮影:横山修二さん 自分は3:05ごろから)

最初のコーナーのアプローチからイマイチ手応えがなくて、「こりゃ滑るな!」と思ってからは
コーナーのアプローチと立ち上がりのアクセルワークに注意して運転。
ゴール後窓を開けて聞こえてきたアナウンスは「ベスト更新!」
しかし、自分が更新できるってことは、シード勢の速いドライバーは絶対に更新してくるよなぁ・・・
と、パルクフェルメで期待せずに待つ。
しかし、自分のタイムがなかなか破られない。こりゃ、ダンロップよりヨコハマのほうがタイヤが合ってたか?
でも、だとすると、最終走者の昨年のシリーズチャンピオン岡田選手はヨコハマユーザーだからな。

しかししかし、何と最終走者まで自分のタイムは破られず優勝!
これには自分もびっくり!
ウエット路面では車重のあるDC5は圧倒的に不利だと思っていたのに、
他の選手のミスがあるにしろ勝っちゃうとは!

表彰式。
開幕戦以来の表彰台。表彰式で岩根さん(組織委員長)から賞金を頂くときに通例通り握手しようとしたら、「あんたとはハイタッチじゃ!」と言われ、何故か表彰台の上で岩根さんとハイタッチをしておりました。
コメントは特に気が利いたこと言えず。
レースクイーンみかちゃんは稲葉選手に譲ったが、帰り際どさくさに紛れて握手したけど、ちっちゃい手だったなぁ・・・

帰ってからも喜んでというかほくそ笑んでぐらいでいましたが、中間タイムから前半・後半タイムを算出して眺めていたら、
速いドライバーはやっぱり速くて、一歩間違えたら負けてたかも。
って、それも全日本かぁ。
データはこちら

今シーズン、全日本戦は第一戦@丸和で勝ってから、
勝てそうで勝てない、表彰台に登れそうで登れずに最終戦まで来てしまいましたが、
最終戦で勝って締めることができました。終わりよければ全てよし!と言いたいところですが、
シリーズラインキングも4位と中途半端な感じで終わってしまいました。
来年はもっと行きますよ~っ!

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